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生理前のうつ症状の治療法はある?原因や予防法を徹底チェック!

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生理前のうつ症状の治療法はある?原因や予防法を徹底チェック!

生理前になるとわけもなくイライラすることがよくありますが、中にはうつ病のように絶望感などが強く出て、日常生活が十分に送れなくなるほどの精神状態になることがあります。

腹痛や頭痛などの身体的症状も辛いですが、精神的症状も辛いですよね。

なぜ生理前になると、うつ症状が出る場合があるのでしょうか。

今回は生理前の精神的な症状として、うつ症状の原因と予防法などをご紹介していきます。

 

生理前のうつ症状の原因は?

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生理前のうつ症状は、脳内で生成されている「セロトニン」というホルモンの量が低温期と高温期で異なるために起きると言われています。

セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、気分を高揚させて多幸感を高めるという作用があります。

低温期はエストロゲンという女性ホルモンが主に分泌され、エストロゲンにはセロトニン同じように落ち込んでしまうことを予防したり多幸感を強めたりする働きがあります。

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しかし高温期になると女性ホルモンの分泌に変化があり、エストロゲンからプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が主流に切り替わります。

実はプロゲステロンが分泌されることでセロトニンとエストロゲンの分泌量が減ってしまい、幸せホルモンが激減してしまうのです。

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生理前のうつ症状はホルモンバランスの崩れによるもの

プロゲステロンは気分を落ち込ませて精神的に不安定にしてしまう作用があり、うつ症状が現れやすい状態となってしまいます。

また、ホルモンバランスの崩れによって、エストロゲンからプロゲステロンへの切り替わりが大きいほど、気持ちが落ち込みやすいくなってしまうのです。

生理前の1週間は特にプロゲステロンの分泌量が多いことに加えて、生理が来ることによるイライラ感で不安定になりやすいのです。

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ちなみに上の図からもわかるように、女性は男性よりもセロトニンの分泌量が少ないことがわかっています。

 

 

生理前のうつ症状が見られる2つの疾患

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生理前の精神的な症状は、主に2つの原因が挙げられます。

うつ症状とひとくちに言っても様々な症状がありますので、どちらの症状が原因で気分が落ち込んでしまうのか見ていきましょう。

①月経前症候群(PMS)によるうつ症状

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生理前の様々な不調のことを月経前症候群(PMS)と言い、近年やっと認識されるようになりました。

PMSは生理前の高温期に現れる症状で、頭痛や吐き気などの身体的な症状からイライラ感などの精神的症状まで非常に個人差があります。

PMSによるうつ症状は、ちょっとイライラしているのかな?」と感じさせるような症状が特徴で、些細なことで号泣したくなるなどの情緒不安定が多いです。

生理が始まってプロゲステロンの分泌量が落ち着いてくると、自然と本来の精神状態に戻っていきます。

②月経前不快気分障害(PMDD)によるうつ症状

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PMSの症状の中でもひときわ精神的な症状が強く、日常生活に支障が出ている状態の時に月経前不快気分障害(PMDD)という診断が付きます。

何もする気が起きず、自分に対して絶望感があって死にたくなるなどの典型的なうつ症状が出るのが特徴で、生理前の高温期である2週間動けなくなってしまうということも珍しくありません。

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1ヶ月のうちの約半分である2週間がこのような状態だと、生活の質が著しく低下してしまいます。

そのため生理前のうつ症状が強く出る人は、早めに婦人科に相談をしてカウンセリングを受けたりホルモンバランスを整えるための治療や指導を受ける必要があります。

 

「生理前の気分障害」と「うつ病の違い」とは?

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生理前の精神的な症状が強い場合、「もしかして自分はうつ病なのでは?」と疑ってしまう女性も多いのです。

生理前のうつ症状も、本当のうつ病も非常に似通っていて区別がしにくく、病院受診の際は婦人科が良いのか心療内科が良いのか迷ってしまうようです。

この場合は、うつなどの精神的な症状が起こっている時期や期間を見て判断すると良いでしょう。

  • 【PMSやPMDDの場合】
    高温期になってプロゲステロンの分泌量の増加によって起きるので、生理前の2週間のみ、うつ症状が出るということがほとんどである
  • 【うつ病の場合】
    時期や期間は関係なく症状が出ることが特徴

もし生理前の2週間だけ精神的に不安定になるという場合は婦人科を受診しましょう。

生理前など関係なく精神的に不安定な場合は、心療内科や精神科にかかると良いですね。

 

生理前のうつ症状(PMDD)を簡単チェックしてみよう!

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生理前のうつ症状といっても、人によって様々な症状があります。

一般的な「うつ」のように気分の落ち込みが激しい人もいれば、非常に攻撃的な性格になってしまう人もいます。

「生理前のうつ症状が強いPMDDかどうか?」を調べるため、以下のPMDDリストをチェックしてみましょう。

生理前の2週間に、以下の症状のうち2つ以上が当てはまる場合は、一度婦人科に相談した方が良いでしょう。

【PMDDチェックリスト】

  • 落ち込みが激しく自分を責め、死にたいと思う
  • イライラして緊張感がある
  • 情緒不安定が強く、日常生活に支障がある
  • 突然悲しくなって号泣する
  • 突然ムカムカしてきて怒りに満ちてくる
  • 何もする気が起きず、興味や関心がわかない
  • 疲れやすく、注意力散漫になる
  • 三大欲求をコントロールできない
  • 常にだれかに責められているような気持ちになる

いかがでしたか?

もし当てはまるようであれば、生理前のうつ症状を改善について考えてみる必要があります。

うつ症状が悪化して日常生活を送ることが困難になることもあるのです。

まずはこれらの症状を自覚し、自分の生理前の精神状態を客観的に見てみるようにしましょう。

 

生理前のうつ症状予防に役立つ3つの習慣!

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生理前のうつ症状を予防していくには、まずは生活習慣を見直してホルモンバランスを正常にしていくことが重要です。

ホルモンバランスを整え、正常にするために実践したい3つのことをご紹介します。

①朝日を浴びセロトニンを活性化させる

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セロトニンは精神の安定だけでなく、心と体を活発にする働きもあります。

夜は睡眠のためにセロトニンの分泌が抑えられているので、毎朝同じ時間に起床し、太陽の光を浴びてセロトニンを活性化しましょう。

セロトニンを活性化によって精神的に安定しやすくなり、生理前のうつ症状を抑えることができます。

早朝、外の空気を吸いながら光を浴びましょう。

朝の空気はとても澄んでいるので、その空気を吸うだけでも心身リフレッシュできますよ。

②ヨガなどの有酸素運動をする

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有酸素運動というとエアロビクスなどハードな運動かと思いますが、ヨガなど呼吸法を大事にしている穏やかな運動もあります。

息をしっかり吐いてから新しい空気を体に取り込むような感覚で、深い呼吸がポイントです。

ヨガは室内で気軽におこなえますし、生理前で体調があまり良くないときも無理なくできますよ。

食後を避けた時間帯に、マイペースでいいのでおこなってみてください。

③便秘解消はうつ症状予防にも良い

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生理前のうつ症状に「なぜ腸が関係あるの?」と思うかもしれませんが、精神を安定させるセロトニンの大部分は腸で生成されているのです。

腸内で作られたセロトニンは、腸内細菌の働きによって脳内へと運び込まれます。

このときに腸内環境が悪いとセロトニンがうまく生成されず、生理前のうつ症状が悪化してしまうのです。

便秘を解消して腸内環境を整えておくことが、生理痛の予防にもなるということですね。

 

生理前のうつ症状予防に役立つ4つの栄養素とは?

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生理前のうつ症状を予防する方法として食事があります。

生理前の様々な症状を予防できるよう、4つの栄養素を中心としてバランスの良い食生活を心がけましょう。

食事で補えない場合はサプリメントや医薬品を利用すると効率的に摂取できるのでオススメです。

①心身を元気にする「ビタミンB6」

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排卵とともに減少してしまいますが、生理前のうつ症状に深く関わっているのがビタミンB6です。

ビタミンB6が不足すると、うつ症状だけでなく肌荒れなど様々な不快な症状が起こってしまいます。

ビタミンB6を多く含む食材は肉類やレバー、ニンニクなどです。

医薬品のビタミン剤などで補給するのもいいでしょう。

疲れにくくなる作用があり、心身ともに元気に生活することができますよ。

②精神を安定させる作用「カルシウム」

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カルシウムは、単体では吸収されにくい栄養素なのでマグネシウムとビタミンDをセットで摂取するといいでしょう。

一般社団法人「Jミルク」の実験では、カルシウムとビタミンDをセットで摂取した女性はPMSの症状が抑えられていたという結果が出ています。

カルシウムはイライラ感を鎮めて精神の安定に役立つので、生理前には積極的に摂取していきたいですね。

カルシウムはチーズや小魚、マグネシウムは納豆や小魚、ビタミンDは魚全般に多く含まれています。

③貧血によるうつ症状予防に「鉄分」

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女性にとって鉄分は非常に不足しやすい栄養素のひとつで、自覚症状がなくても隠れ貧血の人はかなり多いのです。

鉄分不足は生理前のうつ症状を悪化させるだけでなく、生理中の体調不良にも繋がります。

鉄分には吸収率の良いヘム鉄と単体では吸収率が劣る非ヘム鉄の2種類があり、効率よく摂取するにはヘム鉄を選ぶと良いでしょう。

鉄分は、食べ物では貝類やレバーなどに多く含まれています。

④セロトニンの生成促進する「食物繊維」

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食物繊維は腸内環境を整えるには欠かすことのできない栄養素で、精神を安定させるセロトニンの生成を促進してくれます。

さらに食物繊維はイライラの原因である血糖値の急激な変化を防いでくれるので、生理前には意識的に摂取していきたい栄養素です。

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、バランス良く摂取していくことが大切です。

野菜やキノコ、納豆などに多く含まれています。

 

生理前のうつ症状が強いときは病院へ!

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生理前のうつ症状が強く、日常生活に支障が出ている場合には早めに病院に行くことが大切です。

病院での治療は主に、生理前の諸症状を引き起こしているプロゲステロンがいきなり増えないよう低用量ピルを使ってホルモン量を一定にするように調整していきます。

低用量ピルの副作用をされる人が多いのですが、効果が出るギリギリのホルモン量しか配合されていないため副作用は起きにくいといわれています。

生理前のうつ症状の治療法はある?原因や予防法を徹底チェック!

人によっては最初の1ヶ月くらい頭痛や吐き気といったPMSに似た症状が出ることがありますが、慣れれば治まってくるようです。

生理前のうつ症状が心配な方は早めに病院で相談することが改善の一番の近道と言えるでしょう。

 

まとめ

身体的な症状と違って理解されづらい生理前のうつ症状。

生理前の不調といえばPMSが有名ですが、うつ症状などの精神的な症状が強く出る月経前不快気分障害(PMDD)という症状もあるということがわかりました。

生理前のうつ症状を予防するには日常生活の見直しと食生活の改善、あまりに辛い時には病院に行くということが重要です。

現代は低用量ピルを使った治療が進んでいるので症状が改善しやすくなっています。

ぜひ生理前のうつ症状が気になる時には、早めに病院に行って対処をしていきましょう。

引き続き、「生理・生理前の症状と対処法」を紹介していきます↓


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