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自分に合った「ピルの種類」を選ぶ方法!4つの世代の特徴とは?

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自分に合った「ピルの種類」を選ぶ方法!4つの世代の特徴とは?

ピルと一口に言っても、実はその種類は様々なものがあるのをご存知でしょうか?

薬の開発も日進月歩なので、昔に比べて副作用が少なく飲みやすいピルが増えてきています。

ピルも人によって合う合わないがあるので、医師と相談しながら決めることも大切です。

そこで今回は自分に合った種類のピルを選ぶために、日本で販売されている4つの世代ごとの特徴についてご紹介します。

 

ピルにはどんな種類があるの?

自分に合った「ピルの種類」を選ぶ方法!4つの世代の特徴とは?

ピルと聞くと、ある程度の年齢以上の人は「ピルなんて怖くない?」とマイナスなイメージを持っている人も少なくありませんよね?

しかしそれは低用量ピルがない時代に、ホルモンの含有量が多い種類の高容量ピルで副作用が多く認められたためです。

現在では効果が出るギリギリのホルモン量に抑えた低用量ピルが主流なので、多くの人が偏見を持っている副作用もかなり少なくなっています。

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そのため一時的に生理をズラす目的以外の避妊、そして生理周期の安定、生理痛の軽減に対しては低用量ピルが使われます。

そもそも低用量ピルとは含まれている黄体ホルモン量が、0.05mgより少ない種類のものを指します。

ピルの代表的な重い副作用として有名な血栓症のリスクを下げられるので、ピル=怖いというイメージを取り払うことができました。

ホルモン量が少なくなってもきちんと避妊効果や生理周期の安定効果はあるので、安心して飲めます

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低用量ピルはホルモン量が生理周期を通して一定の一相性、周期の中でホルモン量が変化するものを段階型ピルと種類分けされます。

段階型ピルは二相、三相タイプがあります。

 

ピルの種類は4つの世代別に分けられる

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低用量ピルといっても、実は種類によってホルモンの含有量が違います。

低用量ピルが日本で初めて認可されてから18年、この間に様々な研究が重ねられてより多くの種類が登場しています。

ピルの種類は黄体ホルモンの違いによって全部で4つの世代に分けられていますので、詳しく説明していきますね。

①第一世代

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ピルに含まれる黄体ホルモンの中でも、最初にうまれたのがノルエチステロンです。

第一世代のピルには、エチニルエストラジオールとノルエチステロンが含まれています。

一相性の種類はオーソM21錠とオーソ777錠、そして月経困難症の場合のみ保険適用になるルナベル配合錠LDとULD、二相性の種類はシンフェーズT28錠があります。

第一世代のピルの特徴は、卵胞ホルモンが弱いので黄体ホルモン量が多くなってしまう欠点があります。

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しかし休薬期間中の出血量が少ないので月経困難症に高い効果があり、特に子宮内膜症の治療には適しています

この場合は、月経困難症の保険適用となるルナベル配合錠が処方されることが多いです。

②第二世代

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第二世代になると、多かった黄体ホルモン量を下げる目的でピルが3種類開発されました。

黄体ホルモンはレボノルゲストレルに変わり、量が下がっても良い効果が得られるようになりました

しかし効果が高い反面、男性ホルモン量が多くなって多毛気味や体重が増加してくる、ニキビができやすくなる男性化の副作用が気になる人が多いです。

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そのため第二世代の種類には、このような副作用を抑えるため主に生理周期の中でだんだんホルモンが増えてくる段階型ピルになります。

6錠、5錠、10錠ごとにレボノルゲストレルとエチニルエストラジオールの量がそれぞれ変化します。

第二世代はトリキュラー錠、ラベルフィーユ、アンジュの3種類があり、それぞれ21錠タイプと28錠タイプがあります。

それぞれのホルモン量はどの種類でも同じなので、多くの病院ではトリキュラー錠が処方されています。

③第三世代

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第三世代は第二世代で問題になった男性ホルモン量が増えることで起こる副作用を抑えるためにデソゲストレル、ゲストゲン、ノルゲスチメイトの3種類が開発されました。

日本国内で販売されているピルはデソゲストレルの含まれたマーベロンとジェネリックのファボワール錠といった一相性の種類です。

第三世代は第二世代に比べて男性化現象は抑えられましたが、その代わりにピルの重い服作用である血栓症のリスクが高くなっています

マーベロンもファボワールも21錠と28錠タイプがありますが、休薬期間が7日間あるかないかの違いのみで同一の成分量です。

④第四世代

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第四世代の新しいピルはヤーズ配合錠の1種類のみで、吹き出物ができにくくしてくれて利尿作用が高いので不要な水分が排出されてむくみがでにくい特徴があります。

ヤーズ配合錠はドロスピレノンとエチニルエストラジオールが含まれており、月経困難症の保険適用ピルのひとつです。

保険適用の場合は月経困難症のみが適応症なので、公式的に避妊効果は効能の中に含まれません。

第四世代のピルが他の世代と違うのは黄体ホルモンの種類だけでなく、休薬期間が4日で短いことが挙げられます。

自分に合った「ピルの種類」を選ぶ方法!4つの世代の特徴とは?

これはホルモン量が極限まで抑えられているため、休薬期間を長くとると不正出血を起こしやすくなるためです。

血栓症による死亡例があるため、ヤーズ配合錠を服用している場合は服用カードを常に持ち歩く必要があります。

 

ピルの中で保険適用になる2つの種類とは?

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ピルは経口避妊薬とも言うように、正しく服用することでほぼ確実な避妊効果が期待できます。

しかし避妊を目的とするピルの処方では、残念ながら自費診療となってしまいます。

国内で販売されているピルは11種類ありますが、そのうちの9種類は保険適用にはならないのです。

しかし残りの2種類に関しては保険適用となる可能性があるので、順番にご紹介します。

①ルナベル配合錠LD・ULD

自分に合った「ピルの種類」を選ぶ方法!4つの世代の特徴とは?

第一世代のルナベル配合錠は、月経困難症の中でも主に子宮内膜症に良い効果のある種類です。

これはルナベルに含まれる第一世代の黄体ホルモンであるノルエチステロンが子宮内膜の増殖を抑制するためです。

そのため、休薬期間中の消退出血を少量に抑えてくれます。

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子宮内膜が薄くなると子宮内膜症が原因で子宮以外に異常発生した内膜も増え過ぎないので、痛みが抑えられるのです。

ルナベル配合錠はLDとULDの2種類がありますが、この違いはエチニルエストラジオールという卵胞ホルモンの含有量です。

一般的にLDが低用量ピル、ULDが超低用量ピルと呼ばれています。

ルナベル配合錠はどちらも日本では月経困難症のために保険適用となって処方されるので、避妊のためには服用できないことになっています

しかし海外では避妊目的で使われているので、避妊効果が無いということはありませんよね?

またルナベル錠LDは自費診療のピルであるオーソMと同一成分なので、避妊のために服用しないと銘打っていても効果は十分期待できます

自分に合った「ピルの種類」を選ぶ方法!4つの世代の特徴とは?

気になるルナベル配合錠のお値段は保険適用とは言っても、実は自費診療とほぼ同じ価格帯で3,000円前後です。

この薬代に加えて初診料や診察料、処方料などがかかります。

②ヤーズ配合錠

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日本国内で販売されているピルの中では一番新しい第四世代のヤーズ配合錠ですが、ほとんどの月経困難症が適応症となります。

一般的なピルのエチニルエストラジオール含有量は0.03〜0.04mgがほとんどなのですが、ヤーズ配合錠の場合は0.02mgと非常に少ないです。

また黄体ホルモンのドロスピレノンは、より自然に近いホルモンの種類なのでむくみによる体重増加も防いでくれます

同時に男性ホルモンの量も抑えてくれるので、ニキビや多毛症に良い効果が期待できます。

もともと月経困難症の薬ですが、生理前に起こるPMSも改善されることがあります。

自分に合った「ピルの種類」を選ぶ方法!4つの世代の特徴とは?

ヤーズ配合錠はホルモン量がかなり少ないので、副作用は他のピルの種類に比べて起こりにくいです。

しかし人によって合う合わないが分かれる薬と言われることが多いので、どうしても吐き気や頭痛などの副作用で辛い時には病院に相談しましょう。

ヤーズ配合錠もルナベルと同じで保険適用ですが、値段は3,000円前後です。

 

まとめ

ピル自分に合った種類を選ぶことが重要ということで、4つの世代ごとの特徴をご紹介してきました。

それぞれの世代のピルの特徴を見てみると

  • 第一世代…黄体ホルモン量が多い、子宮内膜の増殖を抑える
  • 第二世代…黄体ホルモンの量は下がったが、多毛や体重増加、ニキビなどの男性化が起こりやすくなった
  • 第三世代…男性化の副作用は抑えられたが、血栓症のリスクは上がった
  • 第四世代…ホルモン量が少ないので副作用は軽減したが、まだ新しいので未知数

このような違いがあります。

月経困難症の保険適用で使われるピルは、ルナベル配合錠とヤーズ配合錠の2種類があります。

子宮内膜症の場合はルナベルが多く使われるなど、個人の体調によって処方されるピルの種類は異なります

医師とよく話し合って、自分にとって最適なピルを見つけていきましょう。

引き続き、「生理・生理前の症状と対処法」を紹介していきます↓



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