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排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

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排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

排卵誘発剤と聞くと、どんなことを思い浮かべるでしょうか?

おそらく、多くの人が不妊治療を想像しますよね?

その通りで排卵誘発剤は不妊治療にはなくてはならない重要なものなのです。

しかし、排卵誘発剤とひとくちにいっても種類が様々あるので、その人の症状に合ったものを使用する必要があります。

そこで今回は排卵誘発剤を使った治療のメリットやデメリット、そして4種類の薬の特徴についてご紹介します。

 

排卵誘発剤とはどのような薬なの?

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

排卵誘発剤とは、その名前に通り排卵を起こさせるための薬剤です。

卵巣を刺激して卵子を成熟させるホルモン量を増やし、

無排卵の症状がある場合、排卵が起こらない限り妊娠することはできません

しかし排卵誘発剤を使えばその周期に排卵が起こる可能性が高まるので、妊娠を望む人は無排卵だからと諦めなくても良くなったのです。

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

ただ排卵を起こす目的だけではなく、人工授精や体外受精などの不妊治療においても卵子を育てる目的で使用されています。

また特に体に問題がなくても、タイミング法で確実に排卵期とタイミングを合わせたい時には排卵誘発剤が使われています。

比較的初期の不妊治療から使われているので、効き目が穏やかな飲み薬ではそこまで抵抗を感じる人は少ないのではないでしょうか?

ただ注射の薬剤になると効き目も強力になるので、その分副作用も気になるところです。

 

排卵誘発剤の使用についてメリットとデメリット

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

排卵誘発剤は不妊治療をしている人の大きな味方ですが、使用については薬なので当然メリットとデメリットがあります。

両方を正しく理解しておくことで、排卵誘発剤を使うことになった時もより安心感が増します。

では早速、排卵誘発剤の使用についてメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

①排卵誘発剤のメリット

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

排卵誘発剤のメリットは、やはり排卵率の高さが挙げられるでしょう。

またタイミング法など、自然妊娠に近い方法でトライすることができます。

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

排卵誘発剤を使用した場合、平均で排卵率は70〜80%、妊娠率は20〜40%です。

人工授精も排卵誘発剤を併用することで、妊娠の確率が5〜10%高まります。

効き目が穏やかな飲み薬の排卵誘発剤は、比較的副作用が少ないので安全に使用しやすい点も挙げられます。

自力で排卵するのが難しい場合でも妊娠を諦めることなく、治療を進めることができるのです。

②排卵誘発剤のデメリット

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

排卵誘発剤のデメリットで多くの人が心配しているのが、副作用ですよね?

一般的に副作用が心配なのは飲み薬よりも注射で、卵巣を直接強力に刺激してしまうので起こりやすくなります

排卵誘発剤の副作用は多胎児妊娠をしやすくなること、卵巣過剰刺激症候群が起こって吐き気や腹水などが溜まってしまうことです。

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

多胎児妊娠は飲み薬で5%、注射で20%も確率が上がります。

副作用はほとんど飲み薬では起こらず、多くは注射で起こります。

最初は飲み薬からスタートしますが、効き目が感じられないと筋肉注射に切り替えていくので、その時は副作用などについて医師と相談しておきましょう。

また排卵誘発剤は自費診療となるので、金銭面でも負担が大きいのもデメリットのひとつです。

 

排卵誘発剤の種類は4つある!

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

排卵誘発剤には大きく分けて、飲み薬と筋肉注射による薬剤があります。

その中でも飲み薬と筋肉注射がそれぞれ2種類ずつあり、症状の具合によって使い分けられてます。

それでは4種類の排卵誘発剤の特徴を見ていきましょう。

①クロミッド

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

排卵誘発剤の中でも一番有名なのがクロミッドで、クロミフェンとも言います。

この飲み薬はホルモン分泌を司る視床下部を刺激して、卵胞を成熟させて排卵を促す作用があります。

クロミッドが処方される治療例としては

  • 無排卵を改善する
  • 黄体機能不全を改善する
  • 無月経から月経を起こさせる
  • タイミング法で排卵を誘発する

などが挙げられます。

クロミッドは生理が始まる3〜5日前から飲み始め、5日間連続して飲みます。

卵胞の成長具合では、クロミッドを足したり、注射と併用して卵胞を大きくしていきます排卵誘発の確率は70〜80%、妊娠率は10〜30%ほどです。

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

クロミッドは短期間使う分には問題ないことが多いのですが、使用周期が長いほど子宮内膜が薄くなりやすいという副作用があります。

また多胎児妊娠の確率も、通常0.4%ほどなのが5%にまで上昇します。

②セキソビッド

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

セキソビッドは排卵誘発剤の中でも効き目が弱く、卵巣を刺激するホルモンの働きを助ける作用があります。

不妊の兆候はあるけれど、特にホルモンの数値などに問題がない時に使われる薬です。

飲み方はクロミッドと同様、生理の3〜5日前に飲み始めて5日間飲んだ後、1週間後に排卵する仕組みです。

効き目が弱いので副作用が心配な人にも適している薬ではありますが、その分効果があまり出ないという欠点もあります

そのため、クロミッドを使って重い副作用が出た場合などに使用されることが多いです。

③hMG注射

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

hMG注射とは卵巣刺激ホルモン、黄体化ホルモンの2種類が配合された排卵誘発剤です。

無排卵や人工授精、体外受精などで使われることが多いですが、一般的にクロミッドを使ったけれどイマイチ効果が見込めなかったという場合に使われます。

生理が始まってから数回に分けて筋肉注射をするのですが、主な副作用として注射した部分が赤く腫れる症状が挙げられます。

また、hMG注射は卵巣に直接働きかける排卵誘発剤なので、重い副作用の確率も高くなります

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

重症になると呼吸困難になり命に関わる卵巣過剰刺激症候群も、hMG注射のような注射の排卵誘発剤で起こりやすくなっています。

またhMG注射によって双子以上の多胎児妊娠が20%と劇的に増えるので、妊娠した後のリスクも多少高くなります。

④hCG注射

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

hCG注射の特徴は、すでに成熟した卵胞が排卵するために必要な黄体ホルモンを補充することです。

クロミッドやhMG注射でまず卵胞を十分大きくしてから、hCG注射を使うのが一般的です。

hCG注射を使って大きくなった卵胞の殻を破るイメージで、卵胞がある程度大きくなってから注射をおこないます。

しかし、ただでさえ副作用が心配なhMG注射との併用で、卵巣過剰刺激症候群が起こる可能性が高くなります

排卵誘発剤のメリット・デメリット!4種類の薬の特徴とは?

また多胎児妊娠の確率も20%高くなります。

卵巣過剰刺激症候群で卵巣が腫れた際には、すぐに注射を中止すれば副作用の悪化を防げます。

注射の排卵誘発剤は1週間程度毎日病院に通って注射していく必要があるので、体調面でも大変な部分があります。

 

まとめ

排卵誘発剤について使用するメリットやデメリット、そして4種類の薬の特徴をご紹介してきました。

排卵誘発剤は無排卵や無月経で自力排卵が難しい場合、そしてタイミング法などの不妊治療に使われる薬です。

排卵誘発剤を使うメリットは、高い排卵率と妊娠率の上昇が挙げられます。

しかしデメリットは注射薬に多く見られる副作用で、卵巣過剰刺激症候群や多胎児妊娠などが挙げられます。

排卵誘発剤には主に飲み薬と注射薬の2種類があり、その中でも4種類の薬が存在します。

飲み薬はクロミッドと、それより効果が弱いセキソビッドがあります。

注射薬はhMG注射とhCG注射があり、それぞれ効果が異なります。

hMG注射で卵胞を排卵できるくらいの大きさまで成長させ、hCG注射で排卵を起こさせるケースが多いです。

注射薬の方が効き目が強いので副作用などのリスクも増えますが、医師と相談しながら自分に合った排卵誘発剤を使いましょう。

引き続き、「生理・生理前の症状と対処法」を紹介していきます↓



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